法人の方へのサービスSERVICE

製造業への
リスクコンサルティングの想い

リスクコンサルタント 右近 英雄

時代の変化にあわせて、企業が抱えるリスクは変わり、それに応じて取るべきリスク対策も変わってきます。
今回は、製造業の会社様が取るべきリスク対策について、リスクコンサルティング担当の右近に話を聞きました。

製造業に存在する
事業リスク・経営リスクとは?

製造業の企業に存在する事業リスクのうち、
代表的なものは、以下の3つのリスクです。

  • ① 工場や建物、設備・什器、
    納品前の商品・製品などの
    財産リスク
  • ② 自動車の運行リスク
  • ③ 台風や火災で設備が
    使えなくなったことによる
    休業損害リスク

主に①は火災保険、②は自動車保険で備えることになります。

①の財産リスクや、②の自動車運搬リスクは容易にイメージが付きやすいのですが、意外と抜けがちなのが③の休業損害リスクです。

建物や設備にかけた火災保険でカバーできるのはあくまでその修理代のみですから、それが使えなくなって事業がストップしてしまうことによる利益減少に対しては別に備える必要が出てくるのです。

特にここ数年は異常気象が増えており、台風や大雨で工場が浸水するなどして中長期の休業を余儀なくされるケースも増えており、休業損害リスクに対する保険の必要性は高まってきています。

その他には、
・社員の業務中のケガのリスク
・第三者への賠償リスク(含:製造したもの)
もありますし、最近ですとサイバー攻撃によるリスクも見逃せません。
国内の製造業がサイバー攻撃によって被害を受けるケースが実際に増えているからです。

これらのリスクに対しては
・社員の業務中のケガのリスク ⇒ 労働災害総合保険
・第三者への賠償リスク ⇒ 賠償責任保険(含:PL保険)
・サイバーリスク ⇒ サイバー保険や個人情報漏洩保険
などの保険で備えることが出来ます。

また経営リスクでいうと、会社や経営者は、社員やご家族から訴訟を起こされてしまうリスクと常に隣り合わせです。 製造業に限らずですが、セクハラ・パワハラ・過重労働・安全管理不足に対する社会の目はここ数年で特に厳しくなってきており、それらのリスクに備えられる使用者賠償責任保険や雇用慣行賠償責任保険も注目されていますね。

このように製造業におけるリスクとは、その事業や製品に対してのみ存在するのではなく、事業を取り巻く環境に対しても多種多様に存在していると言えます。

自社のリスクがどこにあるかを
知ってもらいたい

弊社ではこれまで、様々な製造業のお客様からリスクコンサルティングのご相談をいただいたり、保険のご提案をさせていただいてきましたが、上記にあげたリスクの全てをお客様が事前にしっかり把握できているケースはあまり多くありません。

建物・設備に対する火災保険、自動車に対する自動車保険にはご加入されていることは多いのですが、それ以外のリスクに対しては対策が取れていないことが多いのです。

もちろんリスクに対して全てを保険だけで備えなくてはいけないというわけではありません。
大切なことはそのリスクをしっかり把握・理解したうえで適切な対策を取っておくことですが、ただ、そこが抜けてしまっているケースは多いなという印象を受けています。

お客様にご提案させていただいて、「そのようなリスクがあることを初めて聞いた」と仰っていただけることもよくあります。保険に「入る」「入らない」は別として、まずはリスク自体を知っていただきたいと考えております。

災害事故の経験で知った
製造業のリスク対策

主に①は火災保険、②は自動車保険で備えることになります。

①の財産リスクや、②の自動車運搬リスクは容易にイメージが付きやすいのですが、意外と抜けがちなのが③の休業損害リスクです。

建物や設備にかけた火災保険でカバーできるのはあくまでその修理代のみですから、それが使えなくなって事業がストップしてしまうことによる利益減少に対しては別に備える必要が出てくるのです。

特にここ数年は異常気象が増えており、台風や大雨で工場が浸水するなどして中長期の休業を余儀なくされるケースも増えており、休業損害リスクに対する保険の必要性は高まってきています。

私はベストパートナーに入社する前は損害保険会社で働いており、様々な事故事例を目にしてきました。

中には、大雨により工場が水没してしまい、水災リスクや休業損害リスクへの対策をしていなかったために大きな損失を受けた会社様もいらっしゃいました。
その会社では他社の保険会社の保険に加入されていたのですが、水災補償や休業損害補償を付けられていなかったのです。

そこで感じたのは、製造業の多くが「その場所でなくては事業が出来ない」ということです。
特に中小企業ですと製造拠点がたくさんあるわけではありませんから、もしも事業を行う場所を失ってしまうと中長期にわたって大きなダメージが発生し続けます。

そのようなご苦労をされた方々を見てきた経験から、「会社にとって大事なことは、事業や利益を生み出す源泉(場所)を守ること」だと私は気付き、製造業のお客様には目の前の事業だけでなく、会社を取り巻く環境までもしっかり見て、リスク対策を行ってほしいと思うようになりました。

製造業の保険のご相談、
見直しをしていて思うこと

一方で、製造業の方々から保険のご相談をいただいたり、現在加入されている保険を拝見させていただくと、残念なことに今の保険が会社・事業の実態に合っていないケースもまだまだ多く見かけます。

保険金額が高すぎたり、逆に低すぎているケースもありますし、酷いときには1つの建物に対して重複して火災保険がかかっていたり、そもそも保険の適用条件が実態に即していないこともあります。

これは提案した保険代理店がリスクをしっかり理解していなかったことが原因で、それによりお客様が不利益を被っているのです。

弊社では見直しのご相談の際は、今ご加入の保険有りきではなく、ゼロベースでご提案することを心掛けています(特に火災保険)。

・本当にこの保険がお客様の事業リスクに合っているのか ・新しいリスクへの備えが出来ているのか、 と、ゼロからリスクを洗い出し、お客様と共有し合うようにしています。

時間がかかることもありますが、それでも行うのはそれがお客様にとって大きなプラスになることが分かっているからです。

これこそがベストパートナーだから出来ることで、私たちも他社さんには決して負けない気持ちで取り組んでいます。

ベストパートナーが目指す
「お客様と一生涯のベストパートナー」

ベストパートナーでは、「お客様のお話を聞く」「お客様の事業のことや経営の考え方等を知る」ことを大切にしています。
なぜなら製造業と一言でいっても、お客様の事業や環境によってリスクは様々であり、それらを正確に理解しなければ最適なご提案は出来ないと考えているからです。

ベストパートナーには製造業を始めとする企業のお客様に特化してきた長年の経験や知識があります。
「過去にこのような事故事例があった」「このような保険で保険金をお支払いできた」などの情報提供が出来るのも弊社の強みだと思っています。

「お客様の一生涯のベストパートナー」を経営理念と掲げており、お客様のことを知ることでお客様の将来の発展に寄り添えるパートナーでありたいと思っています。

株式会社ベストパートナーは、建設業を中心に企業のリスクコンサルティングを得意としている保険代理店です。

多くのスタッフが建設業リスクへの長年の知恵・経験を持っていますので、御社の発展のためにぜひ私たちベストパートナーを活用していただきたいと思います。

リスクへの最適策は、「見えているリスク」と「見えていない」リスクをしっかり整理・認識することから始まります。
御社のお仕事について、私たちに詳しくお話しを聞かせてください。

リスクの洗い出しや保険のお見積りなど、お気軽にご連絡ください。